- 2008-02-25 (月) 3:15

アクアマリン(Aquamarine)
アクアマリンとは、「海水」を意味するラテン語が由来となるベリルの一種で、エメラルドの親戚。
清涼感のあるブルーが美しい海の色を想わせ、南海の小島へのあこがれをくすぐります。
浜辺に打ち上げられた海の精の宝物が宝石になった、という神話が今に伝わり、見るものをいっそう魅了します。
アクアマリンの種類
通常のアクアマリンのほか、最上とされるサンタマリアが存在します。
アクアマリンを評価する際、重要となるのは青色の濃度。
青色が濃いほど評価は上がり、淡くなるほど評価が下がります。また、緑味を帯びたもの、灰色がかったものの評価は低くなります。
次にポイントとなるのが、透明度。当然ながらインクルージョン(内包物)や、キズの少ないものの方が透明度は高くなり、強い輝きを放つため高評価となります。
キズはひび割れの原因ともなりますので、注意が必要です。
「サンタマリア」の市場流通量は少なく、1キャラットあたりの価格は色の淡いアクアマリンの10倍ほどになります。
またサイズも大粒は少なく、1~2キャラットが主流となっており、大きなもので10キャラット前後になります。
「サンタマリア」に属さないアクアマリンであれば価格は手頃なので、大粒のものを選択したいところ。
アクアマリンの特徴

歴史
ヨーロッパにおいては太古より貴族達に愛されてきました。このアクアマリンという名前は、
およそ2000年前にヨーロッパを制覇したローマ人に名づけられました。
海を連想させるアクアマリンのイメージは、私達が現在持っているものと同一のもの。当時からしっかりと受け継がれてきたようです。
また、中世のヨーロッパでは、船乗り達に大切にされ、航海の無事を祈るお守りとして珍重されていたそうです。
成分
鉱物学的な観点から見た場合、緑柱石(ベリル)と呼ばれます。ベリリウム(Be)を含む六角柱状のケイ酸塩鉱物で、
その中でも宝石質のものを日本ではベリルと呼びます。そのうち0.5~2.0%ほどの鉄を含んだものがアクアマリンです。
モース硬度は7.5~8.0。比重 2.6~2.8。屈折率 1.577-1.583。
同じ緑柱石でも、含有成分の違いによってさまざまに呼び名が変わります。
代表的なものはエメラルドで、微量のクロムを含むため、鮮やかなグリーンとなります。
そのほかにも、鉄イオンを含んだ黄色系のヘリオドール、マンガンを含んだピンクのモルガナイト、色素成分を含まない無色のゴシェナイトなど、
多様な種類に分別されています。
主な原産地

ブラジル、モザンビーク、マダガスカル、ナイジェリア、アフガニスタン、パキスタンなど。
現在、アクアマリンの中でも最上とされる「サンタマリア」は、主要な産出地であるブラジルのミナス・ジェイライス州にある
Santa Maria de Itabira鉱山で色が非常に濃く良質のアクアマリンが発見されたことから名づけられましたが、
この鉱山は現在ではほぼ枯渇状態となっております。
アフリカのモザンビークでもサンタマリア鉱山で産出されるような高い品質のアクアマリンが多く採掘され、
「サンタマリア・アフリカーナ」と呼ばれるようになりました。
また、マダガスカル北側の鉱山で採掘されるアクアマリンも、濃い色で品質が高いとされています。
現在では、色が濃く高い品質を持つ最上のアクアマリンを「サンタマリア」と総称するようになりました。
アクアマリンといえばブラジル、と称されるほどブラジルは主要な産出地のひとつで
品質や大きさ、量がコンスタントに産出されますが、淡いブルーのアクアマリンが多いのも特徴です。
そのためエンハンスメントという人工的な処理(主に熱処理)によって、その美しさを引き出すことがよく行われています。
アクアマリンにおいてはエンハンスメントは問題はなく、天然石と同様に扱われます。
豆知識
石言葉は「勇敢」「沈着冷静」「聡明」。
アクアマリンは恋人や夫婦を幸せにしたり、富をもたらす石と言われています。
アクアマリンのジュエリー紹介
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